債務整理ナビ.linkでは債務整理[任意整理,民事再生(個人再生),自己破産,特定調停]だけでなく、借金問題に関する情報についてできるだけたくさんの情報を閲覧される方に網羅していただく為に随時更新に努めています。
今回は、債務整理の中でももっとも手続きをされている任意整理の費用について、弁護士事務所と司法書士事務所をそれぞれ列に分けて一覧表示にして作成しました。
・その他手数料が掛かることが予想されますので、あくまで目安としてお考えください。
・債権額に応じた費用設定を設けている事務所が数多くありますので、みんなが同じ費用ではありません。
・最新の情報を掲載する事に努めていますが、事務所側で予期せぬ変更がある場合があります。
調査をしている中で、費用に関する情報を掲載する比較サイトの数が少なく、弁護士のみ、あるいは司法書士のみとする紹介の仕方は多数ありましたが、一括して閲覧できる情報が無い事から作成をした次第です。
依頼する事によって、依頼者は返済の負担が減り、専門家は報酬を得るというWin-Winの関係に成り立つ仕組みがありますが、中には業界団体の指針に従わず適切な料金設定とは言い難い金額を請求する事務所が有る事が問題視されています。
司法書士も弁護士も任意整理の依頼を受付することができますが、報酬金額が異なれば請け負う業務内容も異なることは、債務整理をしたい!司法書士と弁護士の違いとは?でご紹介しています。
司法書士事務所の任意整理に関する費用比較表
主な請求項目は着手金と定額報酬と言うことで、弁護士とほぼ変わらぬ項目ですが、減額報酬について司法書士事務所が請求する機会は少なく、弁護士費用よりも結果的に安くなっているのが実情です。
その為、比較検討の要素として費用に重きを置いている債務者の方は、自ずと司法書士事務所に申し込みをする形になりますね。
司法書士事務所 | 着手金(1社) | 定額報酬(1社) | 着手金と定額報酬の合計金額 | 減額報酬 |
---|---|---|---|---|
司法書士法人 はたの法務事務所 | 0円 | 20,000円 | 20,000円 | 0円 |
新大阪法務司法書士事務所 | 0円 | 20,000円 | 20,000円 | 10% |
アース司法書士事務所 | 0円 | 27,000円 | 27,000円 | 0円 |
ウォーリア法務事務所 | 0円 | 30,000円 | 30,000円 | 0円 |
エストリーガルオフィス | 0円 | 30,000円 | 30,000円 | 0円 |
おおぞら司法書士事務所 | 0円 | 30,000円 | 30,000円 | 0円 |
ジャパンネット法務事務所 | 0円 | 39,000円 | 39,000円 | 0円 |
アルスタ司法書士事務所 | 0円 | 50,000円 | 50,000円 | 0円 |
アヴァンスレディース | 0円 | 50,000円 | 50,000円 | 0円 |
アヴァンス法務事務所 | 0円 | 50,000円 | 50,000円 | 0円 |
ウイズユー司法書士事務所 | 0円 | 50,000円 | 50,000円 | 0円 |
司法書士法人みつ葉グループ | 0円 | 50,000円 | 50,000円 | 0円 |
司法書士法人杉山事務所 | 0円 | 50,000円 | 50,000円 | 10.5% |
司法書士斉藤事務所 | 50,000円 | 20,000円 | 70,000円 | 0円 |
しおり綜合法務事務所 | 50,000円 | 20,000円 | 70,000円 | 0円 |
弁護士事務所の任意整理に関する費用比較表
司法書士に依頼した時の費用よりも相場が高いとされる弁護士事務所での任意整理ですが、そもそも取り扱える業務の広さが弁護士の強みです。
弁護士が代理人として手続きを進めることができる代理権の存在は、司法書士には無い業務内容です。
互いに利息制限法に基づく引き直し計算から始まり、債務者によっては個人民事再生や自己破産の様な、いわゆる破産系の手続きが最善策として導き出された場合には弁護士事務所の方がスムーズに対応できるメリットがあります。
弁護士事務所 | 着手金(1社) | 報酬金(1社) | 着手金と報酬金の合計金額 | 減額報酬 |
---|---|---|---|---|
弁護士法人東京ロータス法律事務所 | 20,000円 | 20,000円 | 40,000円 | 10% |
名村法律事務所 | 20,000円 | 20,000円 | 40,000円 | 10% |
弁護士法人アドバンス | 20,000円 | 20,000円 | 40,000円 | 10% |
イストワール法律事務所 | 20,000円 | 20,000円 | 40,000円 | 10% |
新都心法律事務所 | 20,000円 | 20,000円 | 40,000円 | ask |
アース法律事務所 | 20,000円 | 20,000円 | 40,000円 | 10.8% |
おしなり法律事務所 | 0円 | 54,000円 | 54,000円 | 10% |
天音法律事務所 | 39,800円 | 19,800円 | 59,600円 | 10% |
弁護士法人サンク総合法律事務所 | 49,800円 | 19,800円 | 69,600円 | 10% |
弁護士法人サルート法律事務所 | 49,800円 | 19,800円 | 69,600円 | 10% |
ふづき法律事務所 | 49,800円 | 19,800円 | 69,600円 | 10% |
そうや法律事務所 | 49,800円 | 19,800円 | 69,600円 | 10% |
Duelパートナー法律事務所 | 50,000円 | 20,000円 | 70,000円 | 10% |
任意整理の事務所別費用についてのまとめ
債務整理におけるもっとも選択される任意整理の費用について調査しましたが、日弁連と日司連では報酬に関する指針を公にしていることにより、大きな金額の違いという報酬体系は見受けられませんでした。
皆様はこの表を見て何を感じられましたでしょうか?
高いと感じましたか?
それとも安いと感じましたか?
日常生活を送る上で、任意整理の手続きに関する費用なんて知る機会はありませんし、そもそも一生縁の無い方もいるわけですから、とくに初めての債務整理相談を比較する方は高いと感じて当然です。
ここで、当サイトの記事「債務整理を依頼する時の費用報酬の相場とは?」の中でご紹介している、各業界団体の適正な報酬に関する発表について見てみましょう。
業界団体が定める指針とは、日本国憲法で定められたルールでは無いですから守らなくても違法ではありません。
任意整理に限らず、債務整理における費用は数万円から数十万円を必要とすることは当たり前ですが、各事務所も我々債務者の事情を組んで分割払いに応じていただける事務所が大半です。
また、任意整理を希望する方全員が、任意整理をする事が適切とは言えず別の債務整理方法を進められる可能性が大いにあります。
債務整理は事務所側で勝手に決定されるものでは無く、債務者(依頼者)の希望と判断によって決定される手続きではありますが、餅は餅屋と言います様に、たくさんの債務者を見てきたプロの方が最適なプランを提案してくださるでしょう。

